2012年6月4日月曜日

ボヘミアンズのライブを観ました

ボヘミアンズのライブを
代官山UNITへ観に行った。
チケットはソールドアウト。
お客さんは若い女の子が中心。
中にはストレイ・キャッツや
ザ・フーのTシャツを着ていた子もいた。
ボヘミアンズはロックンロールの
伝道師としての役割を果たしている。

ボヘミアンズの何がいいかって
洋楽ロックンロールが好きなバンドの
たたずまいがとにかくいい。

日本の音楽シーンは
うつむき加減で
夏休みがどうしたとか
歌ってるバンドで溢れている。
それは悪いことではないけれど
それが形骸化してしまっては
面白くもなんともない。

そんななか、
ボヘミアンズは異彩を放っている。
とくにギタリストの
ビートりょうさんのたたずまいは最高だ。
長髪、細身、フリルのついた衣装、
大きなバッヂ、
帽子を斜めにかぶってギターをかき鳴らす、
その絵はまさに70年代。
まさにジミー・ペイジ。

一昔前はロック・バンドっていうと
たいていこうだった。
たしかにロック的美学は形骸化し、
それに反発するかたちで
放課後ロック的なものが出てきたのはわかる。
しかし今や「放課後ロック」こそが
形骸化してしようとしている。
ボヘミアンズのたたずまいは
そういうものに対するカウンターでもある。

ボーカルの平田ぱんださんはMCでしきりに
「たかがロックンロール・バンドでも
ポップな曲はできるんだぜ」といっていたが、
そもそもロックンロールはポッな音楽だ。
ザ・フーもビートルズもキンクスも
レッド・ツェッペリンだってポップだ。
同時に既存のスタイルへの反発や
批評性も兼ね備えている。
ロックンロールは普遍でありカウンターでもある。


つまりボヘミアンズは
ロックンロール・バンドだということだ。


ボヘミアンズの 決して完璧ではなく
どこか欠落した演奏や歌。
ぼくはこの「穴ぼこ感」に
激しい感情の揺れを感じてしまう。
切なさを感じてしまう。
うつむいて夏休みがどうしたとか
歌われてももはや何も感じないけれど。
(森内 淳)




タイトル:ロックンロールが降ってきた日

収録アーティスト:浅井健一、大木伸夫、加藤ひさし、甲本ヒロト、セイジ、チバユウスケ、仲井戸麗市、成田大致、平田ぱんだ、古市コータロー、真島昌利、増子直純、ムッシュかまやつ、山中さわお、ROY
(五十音順・掲載順とは異なります。掲載順は成田大致さんから始まりムッシュかまやつさんまで、デビュー日が遅い順になります)

編集:秋元美乃、森内淳
表紙イラストレーション:浅井健一
装幀:三浦巌

内容:ミュージシャンがロックンロールに出会い、人生を変えていく様子や音楽に、楽器にのめり込んでいく過程を取材、モノローグ形式で掲載(Q&Aではありません)。ケータイにCMソングを一曲ダウンロードして5回聴いて消去する時代に、忘れ去られようとしている「音楽の深さ」や「尊さ」、「楽しさ」、「音楽を聴くことの素晴らしさ」を、この本に収録しました。

体裁:336ページ・2段組、ハードカバー
モノローグ形式(Q&Aではありません)
発行:Pヴァイン・ブックス
ISBN-10: 490670025X ISBN-13: 978-4906700257
価格:2,500円(税込・税抜価格2,381円)

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