2012年4月20日金曜日

『ロックンロールが降ってきた日』発売しました!

なぜ『ロックンロールが降ってきた日』を作ったのか。

皆さんからは「これはいいアイディアだ」とか「ラインナップだけでも凄い」とかそういうことをよくいわれるけれど、決して「お、これはいいアイディアだ。きっと売れるにちがいない。よし作ろう」と思って作ったのではない。

「まえがき」にも書いたのだが、そもそもの動機は「最近の子供達はCMソングを一曲ケータイにダウンロードして五回聴いて削除するんだよ」という話を聞いたからだ。ちょっと待て、と。いつの時代から音楽はそんな使い捨てのアイテムになってしまったのだ、と。音楽、舐めてるだろ、お前たち、というような怒りがふつふつと湧いてきた。

あのな、たった一曲の音楽で人生を変えた人たちだっているんだぜ、と。お前らのような人間には信じられないかもしれないけど、音楽っていうのはそれくらい深いし、面白いし、楽しいんもんなんだぜ。そりゃユーチューブで音楽を楽しむこともあるけれど、ユーチューブで完結するなんて本当につまらないことだ。お前ら、それがわからないんならオレが教えてやるよ。これを読んだら、五回聴いて削除するなんてことできないような本を作ってやるよ、待ってろよ。そういう思いでこの本の制作にとりかかったのだ。

音楽には自分を勇気づけたり固定概念をひっくり返したり、新しい地平のビジョンを見せる力がある。一曲の音楽の面白さや楽しさは無限なのだ。ここに集めた15の物語は、音楽を起点にして広がっていったミュージシャンたちの想像力の物語だ。そしてその想像力こそが価値観を壊し、人生を変えていくのだ。この本を読んだ皆さんが、自分が広げた想像力の翼の大きさに驚いたり、興奮したりしてほしいという願いをこめた。自分にとっての「ロックンロールが降ってきた日」や大事な音楽について語ったり、五回聴いて削除したあの曲が今も頭のなかで鳴り続けているということに気付いたり、そんなことになればいいなあ、と思う。

『ロックンロールが降ってきた日』を最後まで楽しんでください。
(森内淳)




タイトル:ロックンロールが降ってきた日

収録アーティスト:浅井健一、大木伸夫、加藤ひさし、甲本ヒロト、セイジ、チバユウスケ、仲井戸麗市、成田大致、平田ぱんだ、古市コータロー、真島昌利、増子直純、ムッシュかまやつ、山中さわお、ROY(五十音順・掲載順とは異なります。掲載順は成田大致さんから始まりムッシュかまやつさんまで、デビュー日が遅い順になります)

編集:秋元美乃、森内淳
表紙イラストレーション:浅井健一
装幀:三浦巌

内容:ミュージシャンがロックンロールに出会い、人生を変えていく様子や音楽に、楽器にのめり込んでいく過程を取材、モノローグ形式で掲載(Q&Aではありません)。ケータイにCMソングを一曲ダウンロードして5回聴いて消去する時代に、忘れ去られようとしている「音楽の深さ」や「尊さ」、「楽しさ」、「音楽を聴くことの素晴らしさ」を、この本に収録しました。

体裁:336ページ・2段組、ハードカバー
モノローグ形式(Q&Aではありません)
発行:Pヴァイン・ブックス
ISBN-10: 490670025X ISBN-13: 978-4906700257
価格:2,500円(税込・税抜価格2,381円)

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